( 5月 の 標 語 )「つまずきの地にて」(使徒言行録1章3節)
イエス様の復活”には、実は続きがある、と使徒言行録は伝えます―イエス様を裏切り、打ちひしがれていた弟子たち。ところが「死んだはずのイエス様と会った」「イエス様が生きていた」という不思議な体験をします。 そして、時満ちて、約束されていた聖霊が降ると、弟子たちは教会を作り、イエス様が始めた「神の国」の福音を伝え始めました。まさに復活”の続きだ、というわけです。
復活”は、直訳すると「再び起き上がらされる」こと、「再起」を意味します。イエス様の死からの再起=よみがえりが究極の復活だとすれば、弟子たちの再起=教会の創立は、もう一つの復活なのです。
しかも再起の場はエルサレム。イエス様の十字架、つまり弟子たちのつまずきの地です。復活したイエス様は、ここに留まるよう弟子たちに命じました。神様の力(聖霊)は、人生の傷跡にこそ働きかけるからです。