今月の標語
2022年 9月「み言葉の門が開く」
(コロサイの信徒への手紙4章 3節)
パウロは、コロサイの教会に「神様が門を開いてくださり、わたしたちがキリストの秘められた計画を語ることができるように、祈ってください」と懇願します。しかしそれは、説教者のように福音を語ることではありません。「わたしたち」、つまり教会に集う者たちへのいざないなのです。
「わたしたち」は、神様が用意してくださった「み言葉の門」を通り、福音の世界に触れ、イエス様と出会うことによって自らが砕かれ、変えられていきます。そして、感動したり、ゆるめられたり、ホッとした体験が、自分の語る言葉、表情やふるまいまで変え、語る相手にも、何か大切なものが伝わるのです。
門は、いったん開いたら「開けっ放し」ではありません。わたしたちの変わることのない祈りがなければ、閉じてしまいます。時には門をこじ開けるほどの祈りが必要なこともあるでしょう。「み言葉の門」を開ける鍵は、わたしたちの「祈り」なのです。