今月の標語
2023年7月「 義に生きる幸い 」
(ペトロの手紙一 3章14節)
旧約聖書の〝義〟は、神様の思いがまっすぐ貫かれている状態を指します。それがいつしか律法主義に陥り、「掟を遵守しているかどうか」ばかりが強調されるようになりました。それを「愛が足りない!」と厳しく批判したのがイエス様。待っていたのは十字架の死でした
しかし、そんなイエス様の志を継ぐ者たちが現れました。復活したイエス様と出会い、聖霊降臨を体験した弟子たちに、イエス様のように生きたいという願いが芽生えたのです。イエス様の〝義〟を受け継ぐという覚悟。まさに「使徒」としての覚醒。それが教会を生み出したわけです。
神様の愛がまっすぐ通るために道を整える―この業は、ほかならぬ教会に託されています。だから私一人ではなく、みんなで担えばいい。いっぺんにでなく、少しずつ進んでいけばいい。小さな声、弱い部分に耳を傾けながら、みんなで一緒に、イエス様の約束された幸いを見つけていけばいいのです。