今月の標語

2024年3月「 十字架の群れ 」

(マタイ28章16~20節)

  神様という羊飼いに養われる羊の群れ―これが教会の原風景です。旧約から新約へ引き継がれ、イエス様の生き方を受け継ぐ「新しい群れ」の誕生として描かれています。

  この群れの真ん中には、いつもイエス様がおられます。だから、そこに身を置いていると、その声に響き合い、互いの声も聴き合い、支え合うようになる―これが教会の変わらぬ願いです。

  ただ、この羊飼いは、十字架にかけられたメシア(救い主)でした。周囲の誤解と失望、敵意と裏切り…。そのすべてをわかっていながら、ご自身はあらがうことなく、十字架でその人生をまっとうされました。離れていった一人ひとりのゆるしを乞い願いながら。

  このゆるしこそ、教会という群れの引力源なのです。神様にゆるされた者たちが、互いにゆるし合う。つまり、ゆるめ合って生きている。でも、ここぞとなれば、その結び目が瞬時に締まる。そんな力が集う者を活かし続けているのです。



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