9月の標語
「 神に属する者として 」
(ヨハネによる福音書8章47節)
映画やTVなどを見ていると〝仁義を切る〟場面に出くわすことがあります。軒先で初対面の相手に対して、自分がどこから出て(生まれ)、どこに(=誰に)属しているかを、独特の口上によって明らかにします。そして一宿一飯の恩義にあずかり、時には命を投げ出して〝義理〟を果たすことも。その筋の世界では、属した人や組織に対する忠誠は命がけなのです。
ヨハネによる福音書は《神に属する者は神の言葉を聞く。あなたたちが聞かないのは神に属していないからである》と厳しい言葉を投げかけています。
私たちはキリストを頭とする教会に集う者です。しかし神への忠誠のために命を投げ出すことは難しいことでしょう。でもだからこそ、命がけで十字架につかれた方の声を、さらに聞いてまいりたいのです。「神に属する者として」。