【標語】2025年8月の標語
「 隔ての壁を取り壊し」(エフェソの信徒への手紙4章14節)
原始教会には、もともとユダヤ教徒であってキリストを救い主と信じるに至った人たちと、ユダヤ教徒から見れば「異邦人」、おもにヘレニズム世界で生きる中でキリストを信じた人たちがいました。両者はしばしば対立しましたが、平和の君であるキリストが、この隔ての壁を取り壊して下さることを信じて、ひとつになろうと努力を重ねてきたのです。
現代社会において、民族や国籍が異なる人を排斥し、人々を分断しようとする動きがしばしば起こります。しかし平和の君であるキリストを仰ぐ教会には、こうした動きに抗う責任があります。8月、キリストの平和について思い巡らし、すべての人が等しく神の前に憩うことのできる社会を追い求めたいと願います。